こんにちは。
現代文の参考書レビューということで、
今回は、「現代文キーワード読解」のレビューです。
この参考書は、現代文の読解において重要な、現代文の用語、キーワードを学ぶ事ができます。現代文の本文を読むうえで意味を知らないと読解できない用語が出てきます。例えば、イデオロギーだとかそういうものです。それらの前提知識、背景知識を入れるために本参考書はあります。
現代文キーワード読解 レビュー
現代文の頻出キーワードをテーマ別に解説してあります。
現代文頻出キーワードを160語を精選し、科学・哲学・近代などのテーマ別に解説。図解やイラストで抽象的な語も視覚的に理解できます。
入試に出題された文章を例文としているので、文脈把握に役立つキーワード知識を実戦的に身につけることができます。
入試頻出のテーマについて、その内容とともに「なぜ問われるのか」「どのように読解に生かすのか」も解説しているので、各テーマについて深い理解が可能になります。
小説の中によく登場する語・センター試験の語彙問題として問われそうなもの・意味を誤用しやすいものなど、50語を厳選。作品を用いて、文章中での使われ方を確認しながら語を学ぶことができます。
基本的なレイアウトとして、見開きで左ページにキーワードの意味と解説があり、右ページにそのキーワードが実際に使われている短い文章、そして文章の下に、その文章の読解ポイント(文章を読んでいく上で、どこに着目すればいいのか)と要約があります。
ただキーワードの意味が羅列されているのではなく、そのキーワードが使われている文章が横にあることが特徴です。
また第2部ではキーワードだけではなく、頻出するテーマ、例えば、経済論や歴史論なども学習する事が出来ます。
こういった頻出テーマを知っておけば、初見の文章でもある程度内容を予測する事が出来る様になります。
背景知識をつけてある程度予測しながら読んでいくと読解が楽です。
使い方
用語の意味を何も見ずに答えられるようにしてください。
意味を押さえたらその例を口頭で言えるようにしましょう。
文がついているものに関しては、要約練習をすると読解力の向上がのぞめます。
テーマごとの文章は読書感覚で繰り返しよみましょう。
とにかく人に説明してみることです。
そこで詰まるところが自分自身の弱みです。
ざっくりでいいので説明できるようにしてください。
「答えの解説を読んで理解するのは当たり前ですが、差がつくのは誤りの選択肢の理解」
過去問や参考書の問題を解くにしても、正解と不正解がでますよね。
解説を読むときはなぜこれが正解なのかを熟読して論理を理解すると思います。
ここで気づいてほしいのは、「差がつくポイントどこだよ」ってことです。
英文法を例に出すと分かりやすいので、それで説明します。
英文法の問題はだいたい選択肢が4つあって、その中から1つ正解を選ぶというのがスタンダードですね。
この時なぜこの選択肢が正解なのかはだいたい説明されています。
じゃあ不正解の選択肢はなぜ不正解なのか?ということは説明があまりないですよね。
間違えた問題は不正解の選択肢にひっかけられているんです。
だからそこでなぜこれは違うのかを突き詰めなくてはいけません。
英文法であればその不正解の選択肢があるから差がつくんです。
仮定法がメインなんだけど、時制や5大文型のところでひっかけようとしているということが分かってくると思います。
こうして誤りの選択肢がなぜ誤りかを理解すると、いろんな知識が複合的につくんです。
それが積み重なると知識の幅が広がり、もう引っかからなくなる。
というわけでこの考えは全科目共通です。
合否を分ける間違いの選択肢の根拠を出して、ほかの受験生と差をつけてしまいましょう。
このような受験で役立つ話をしたの動画ではしています。
ぜひ観てみてください。
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