速読古文単語 使い方評判レビュー

こんにちはー。

古典の参考書レビューという事で、
今回は、「速読古文単語」のレビューです。

受験生にはおなじみのZ会速読シリーズの古文単語編ですね。

結論から言うと、この速読古文単語は実際の古文の中で覚えていこうというものですが、それはオススメできません。

この記事の最後に「ゼロスタートの状態で単語を長文で覚えようなんて無理」という話をしますね。

速読シリーズを使う上での注意点にもなるので、これを読めば今後速単シリーズの使い方で迷うことはありません。

迷わず勉強できるから合格も近づく。

明るいキャンパスライフが待っています。

最後まで読んで実践してみてくださいね。

速読古文単語 レビュー

この参考書は、語義解説と約300ものイメージマークがあり暗記の手助けにはなりますが、
他の古文単語帳に比べるとやや暗記しづらいです。

覚えた単語を文脈で即確認して記憶を定着させるために、古文の文章がついています。

全ストーリーに「あらすじ」付きなので、初見でもスラスラ読めるのがいい点ですね。

最後に「おさらいテスト」を使ってさらに記憶を定着させることもできます。

レベル的には標準(センター試験レベル)と言われておりますが、最近のセンター試験の古文はレベルが上がっています。

やりきってもこれだけでは単語など不十分だと感じるでしょう。

受験初期に使って、単語を覚えてしまってから長文に入る方がいいです。

第2章には長めの文章も掲載しています。文章は徐々に長くなる構成なので、だんだんとレベルが上がることで読む力が徐々につきます。

ちなみに、第一章では最重要語(80語)、第二章では重要語(196語)、第三章では最重要敬語(24語)となっています。
単語の語源や注意点を簡潔に説明していますが、簡潔過ぎて記憶に残りづらいという欠点もあります。

語源の説明でわかりやすいのはマドンナ古文単語230です。

使い方

1章から3章まであり語数は300です。

単語覚えたら、その範囲の長文読んで...というやり方はしないでください。

まずは集中して300語全部覚えてしまう事。

この時にイラストと単語解説が、単語の理解と暗記を手助けしてくれるので、しっかり活用するようにしましょう。

具体的な暗記方法ですが、

10単語覚えるのであれば、その10個単語分のページを読書感覚で5周ほどパラパラめくって読んでください。

なんとなく頭に入ったかな~という所ですぐに確認テスト。

「”やむごとなし”は高貴な、ともう一つ意味なんだっけ。。。」

⇒即答え確認

「高貴な、と並々でないって意味だ!」

⇒頭の中で単語と意味を反復

⇒すぐ次の単語

ひたすらこれの繰り返しをしましょう。

古文は単語だけ覚えれば良いというものではありません。
文法の基礎と単語が固まって初めてちゃんと読めるようになるんです。

だから単語を一通り覚えてしまって次に文法も他の参考書で覚えた後に、
長文を使います。

実際にどんな使われ方をしているのか確認するためです。

ここで初めて例文を使って暗記だけでとどまらない実戦的な単語学習ができます。
これをこなすことで、読解力も自然と身につきます。

ゼロスタートの状態で単語を長文で覚えようなんて無理、という話をします。

「単語は長文の中で覚えなさい。そうすれば実践でも使える単語力がつく」

よくありますよね。
理論だけなら素晴らしいです。

でも実際は厳しい。

わけのわからない長文をいきなり出されて、

「読みなさい、単語がわからなければ調べなさい」

だと、1つの長文だけで日が暮れてしまいます。

順番は逆です。

単語をしっかり覚えて、単語だけなら答えられるという状態にしてから長文を読む。

すると単語だけの繋がりでちょっと分かるんです。
いちいち単語を調べる時間もほとんど要らないからストレスもかからない。

長文の中で覚えていけという人は、すでに古文や英語が得意な人です。

分からないところがほとんど無いから、知らない単語が弱点だと分かる。だから長文の中で印象に残って覚える。

この方法を分からないところだらけの人が実践しても全部調べなきゃいけないから時間がかかるだけですね。

だからまずは単語からマスターするんです。

基礎単語が載っている速単シリーズも一緒ですね。

まず単語を完璧に覚えてから、実際長文でどう使われているか見ましょう。

単語は全部覚えたか?

と聞かれて、YESと答えられない人は今すぐに単語を暗記しまくってください。

まじで世界変わりますよ。

では。

このような受験に役立つ情報を下の動画で紹介しているのでぜひ観てみてください。



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