こんにちはー。
古典の参考書レビューということで、
今回は、「読み解き古文単語」のレビューです。
結論から言うと、古文単語とありますが、単語帳として最初から使うことは絶対にしないでください。
基礎の単語と文法が終わって、古文に慣れてきた段階で実力の底上げとして使うものです。
英語で言えばリンがメタリカや速単上級編的な存在です。
この一冊をを仕上げれば難関国公立や早稲田レベルにも対応できるでしょう。
ですが、早稲田に合格した私の知人は古文単語帳一冊目でこれを使いかなり時間を無駄にしたという話をしてくれました。
この記事の最後に、なぜ私の知人が一冊目でこの参考書を使い時間を無駄にしたのかと、確実に実力をつけて成績を上げるための勉強方法と考え方について紹介します。
ちゃんと読んで理解し実践してもらえれば、
時間を無駄にすることなくこの参考書を使う事が出来るし、
”差をつける”レベルまでもっていくことが出来ます。
ぜひ最後まで読んでください。
読み解き古文単語 レビュー
この参考書は、実際の古文の中でどのように出ているかを確認しながら覚えていくための参考書です。
収録されている古文単語419語だけでなく、文法や背景知識についてかなり詳しく説明されているため、「問題のない長文読解参考書」として機能するところが強みです。
この一冊を仕上げておけば、入試古文で困ることはまずありません。
また、現代文や英文読解とは異なり、
「古文読解」では「背景知識の有無」が非常に重要になってきます。
その背景知識を得るためにもこちらの参考書は有用なのです。
ある程度文章を読める力が必要な参考書なので、取り組む前に単語帳や文法書などを一冊仕上げておく必要があります。
基本的には1日1文目を通し、単語を覚えるだけでなく本文の読解の練習もこなします。
単語を覚えて終わるだけではこの参考書の意義はありません。載っている古文を読みこなしていくことが大事なんです。
古文単語を覚えるという点では難易度が高いため、古文を全くやったことがない受験生が使うには向かない参考書です。
読んだことがあるという古文の数を増やすためにも使えます。
構成は、1つのテーマごとに文章が1文と次のページに単語の一覧があります。
単語には赤字になっているものと番号がついているものがあり、赤字になっているものは次のページで覚える単語で、番号がついている単語は本文の下に単語と訳がそれぞれ右ページ下と左ページ下に載っています。
使い方
こちらは単語と文法を一冊ずつ仕上げた上で使用する教材です。
そのため、単語を覚えるために使う必要はなく、新たな古文とその背景知識を得るために使うのです。
基本的に、本文の部分を読んで毎日古文の文章に触れるようにします。
知らない単語があればその都度覚えていきます。
本文の長さ自体はそこまで長くないので、一日一文しっかり読んで内容を把握します。
この作品はこの内容、あの作品はあの内容、、、といったように作品ごとにテーマや概要があるのでそこをしっかりとつかめるように学習していってください。
「読み解き古文単語」はかなりハイレベルで、また「長文から単語を覚える」タイプの単語帳でもあるので、好き嫌いが分かれやすく、完璧にするにはかなり時間も努力も必要とするかもしれません。
しかし、しっかりと内容を理解し、やり切ることができれば、かならず成績があがると言い切れるレベルの参考書です。
早いうちから難関大学を目指す人はこの参考書を使うことを視野に入れて勉強しましょう。
最後に、
なぜ私の知人が一冊目でこの参考書を使い時間を無駄にしたのかと、
確実に実力をつけて成績をあげるための勉強方法と考え方について紹介します。
知人は古文を始めるにあたって近しい人から善意で読み解き古文単語はいいよーと言われて使いましたが、成績はあがらないし挫折するし大変だったと言っていました。
もうお分かりだとも思いますが、
「初学者が使うにしてはレベルが高すぎた」
ということです。
ほとんど古文のわからない人に早稲田レベルの参考書を渡して全部理解しろと言っているようなものです。
さすがにきついですよね。
その人は結局読み解き古文単語は途中でやめて、基礎基本の単語と文法を徹底的にやって最終的に早稲田レベルの古文の力をつけたんです。
受験勉強においては、自分のレベルにあった参考書を使わなくてはなりません。
例えば中学英語もままならない人が英語を早慶レベルにしたいのであれば、早慶レベルの単語や文章を扱うんじゃなくて、SVOCとかbe動詞とか、中学レベルの超基礎をまずやりなさいってことです。
そこからレベルを着実にあげて早慶レベルのものをやればいい。
この読み解き古文単語も基礎の単語と文法がままならない状態でやっても時間を無駄にするだけです。
私の知人が完全にそのパターン。
「勉強してるのに成績上がらないんです」
という声は良く聞きますが、
基礎(中学~高1レベル)の単語や文法は覚えて使えるレベルにしたか、確認してみてください。
そう聞いてくる人にYESと言える人はいないと思います。
難しい参考書をもっているとかっこいいですが、それと合格は無関係。
基礎から地道にやって合格を勝ち取る方がよっぽどかっこいいです。
自分が出来る最低のところまで戻って基礎基本を徹底して勉強してくださいね。
基礎基本=中学~高1レベル
徹底=覚えた知識を使えるレベルまで持っていくこと
です。
今回は難しめの参考書を紹介したため、難しいことやればいいものではないということを伝えました。
自分のレベルと向き合って、着実にレベルアップしていきましょう。
その方が第一志望の合格は近いです!
このような受験に役立つ情報を下の動画で紹介しているのでぜひ観てみてください。
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